短歌1

恐竜は鳥になったと図書館の本を広げて処女と童貞

 

 

この時期に消えたくなるのは ここの木も桜だったんだと気づくとき

 

 

たばことかなくなればいい 煙突も お香も アルコールランプも

 

 

夜中だけ雨が降っていたみたい みたいな朝と みたいなおれだ

 

 

いつか死ぬ朝にもきっと消えたいと水を見ながら思うのだろう