サーモン短歌

サーモンの赤ゆらめいてああきっと走馬灯にも回転寿司屋

 

一粒ずついくらを食べる 死ぬときも寄り添いあって過ごしましょうね

 

サルモンと書けばぼくらは人間でサルで海からきたということ

 

おればっか食べてる気がする同窓会それでもサーモンのあざやか

 

着色料5億ℓぶちまけて赤い地球の赤いサーモン

 

切り身にも母をあげようAIにサーモンのいる川を描かせる

 

畦道にサーモンの寿司が置いてある 誰かに殺されそうな気がする

 

何度目の遡上だろうか 胃の川を喉の流れを鮭は登って

 

本当に愛しているよ サーモンの寿司との子供に川と名付ける

 

嘘に色をつけるなら赤 サーモンは白身魚って本当ですか

 

何周も何周も回るサーモンのように何度も君に会いたい